2011年12月30日
パンダの糞(フン)でゴミを減量
「パンダもあんなに消化の悪そうな笹を食べて暮らす動物ですから、
腸に笹を分解するなにか特別な菌がいるのではないか」
(環境gooのインタビューより)
という発想で研究し、2009年に「イグノーベル賞・生物学賞」
を受賞されたのが、北里大学名誉教授の田口文章先生のグループです。
(田口先生は、2011年9月に他界されました。合掌。)
受賞論文名は、パンダから分離した耐熱性酵素群を産生する高温細菌による生ゴミ処理の試み)」
簡単に言うと、「パンダの糞から得られた細菌で
生ゴミを減らす研究」です。
「“糞”というところが、お笑い要素のあるイグノーベル賞的だ」と
受賞選定委員(?)の方は思われたのでしょうが、
とてもまじめな研究なのです。
普段生活している中にもいろいろな微生物がいて、
特定の微生物が好む環境を作り出すことは難しいのですが、
CO2の削減を考えながらパンダの腸内環境を再現して
その有用細菌を活用させる、そういった研究ですから。
ゴミも汚れた水も、微生物が分解してきれいにしてくれます。
そう思うと、「私たちは微生物によって支えられている」
と言っても過言ではありません。
腸に笹を分解するなにか特別な菌がいるのではないか」
(環境gooのインタビューより)
という発想で研究し、2009年に「イグノーベル賞・生物学賞」
を受賞されたのが、北里大学名誉教授の田口文章先生のグループです。
(田口先生は、2011年9月に他界されました。合掌。)
受賞論文名は、パンダから分離した耐熱性酵素群を産生する高温細菌による生ゴミ処理の試み)」
簡単に言うと、「パンダの糞から得られた細菌で
生ゴミを減らす研究」です。
「“糞”というところが、お笑い要素のあるイグノーベル賞的だ」と
受賞選定委員(?)の方は思われたのでしょうが、
とてもまじめな研究なのです。
普段生活している中にもいろいろな微生物がいて、
特定の微生物が好む環境を作り出すことは難しいのですが、
CO2の削減を考えながらパンダの腸内環境を再現して
その有用細菌を活用させる、そういった研究ですから。
ゴミも汚れた水も、微生物が分解してきれいにしてくれます。
そう思うと、「私たちは微生物によって支えられている」
と言っても過言ではありません。
Posted by りんぼ at 13:03│Comments(0)
│微生物系のお話