下水道と歌三線と横笛と

１０月１日から、東京でも放映が始まった『琉神マブヤー』。
東京ＭＸテレビが見られる方は、土曜日の１８時１５分から。
おもしろいからぜひ見てくださいねー。

「いやあ～、実写のヒーローものなんてちょっとね」という方でも
変身シーン以外は、脱力系、お笑い系満載で楽しめますって。

登場するのは、
やる気なさげな焼き物職人（見習い中？）の主人公、
沖縄の大切なものを次々と封印して沖縄を支配しようとする
どこか間抜けな悪役のマジムン（魔物）とその手下、
「犬の格好をしたおっちゃん」にしか見えないシーサーの権化、
４０歳くらい年下の男の子と結婚予定のおばあ、などなど。
もちろん、お約束のきれいなヒロインも！


ウチーナーグチ（沖縄の言葉）が封印されてしまった第一話では、
いつもの挨拶で、
「はいさい、おばあ。ちゃーがんじゅーね？」
「はぁ、おばあはいつもちゃーがんじゅーよ」
というところを、沖縄語が使えなくなってしまったので、
「ええ、アタクシ元気ですのよ」
なあんて、おすましして答えるシーンがありました。
（ヤマトの言葉って、沖縄の方からは
そんなふうに聞こえるのでしょうか？）

主人公も、正義感に燃えて変身するわけではなく、
マブイ（魂）を落としてしまって
（ビックリしたり転んだはずみなどでも、よく落ちてしまいます）、
おばあにマブイ込めしてもらっているときに（おばあはユタか？）、
たまたま琉神マブヤーのマブイが入ってしまっただけのこと。

以来、マジムンが悪さしているのを見かけると、
勝手に変身してしまう身体になってしまったのです。


　さらに、ヤマトンチュにもイメージしやすいように、
　登場人物を有名人に置き換えてみましょうねー。

●主人公（変身する人）
　……お笑いコンビ・ガレッジセールの川田くん、とか？
●悪役のハブデービル
　……お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリさん、とか？
●自分をシーサーと言い張るおっちゃん
　……次長課長の河本準一さん、とか？
　　　（「お前に食わせるタンメンはねぇ！」のほう）

こんなお笑い芸人風な人たち（私が知らないだけで、
たぶん実力のあるタレントさんのはず）が話を展開させているので、
沖縄が好きな方はもちろん、そうでなくても気楽に楽しめます。


う～ん、全１３話のうち６話が終わっているのに、
「いまさらなんで」と言われるかもしれませんよね。

実は、オープニングとエンディングの曲の後に、
１０秒ぐらい無意味な映像が流れるのです……。




最初は「？」と思いましたが、
これってきっと、「提供」を読み上げる時間。
（沖縄では、そうじゃないですか？）
そして、６話が終わった今もその１０秒間はそのまま。
つまり、いまだスポンサーがついてないってことだと思うのです。



このままスポンサーがつかないと、
続編が放映されない可能性があります。　

「琉神マブヤーが、でーじなっとーん」

沖縄では、いま３シーズン目（みーち）に突入しているので、
ＤＶＤを買うほどではないけど全部見たい私は、
ぜひ視聴率が上がってスポンサーがついて、
全シーズンを放映していただきたいのです。　

なので、ささやかながらのＰＲです。

毎週土曜日の１８時１５分から１５分間だけなので、
録画予約しておいてくださいね。
きっと、やみつきになりますから。