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2010年12月18日

日本舞踊「三ツ面子守」の舞台です

ずっと楽しみにしていた、
日本舞踊の舞台を観に行きました。 晴れ

日本舞踊「三ツ面子守」の舞台です

名取の友人は、「三ツ面子守(みつめんこもり)」という演目を踊りました。

日本舞踊「三ツ面子守」の舞台です


子守の少女が、背中の子どもをあやして都の話を聞かせているうちに、
妄想の世界に入り込んでいく――。
お芝居では、現実と交錯しているようなストーリーが好きなので、
そんなふうに解釈しながら観ました。




友人はとてもまじめな人なので、
コミカルなこの演目をどのように踊るのか、
興味と心配が半分半分でした。

三種類のお面をとっかえひっかえしながら、
機敏に動き回ります。

日本舞踊「三ツ面子守」の舞台です
おかめ



         えびす
日本舞踊「三ツ面子守」の舞台です






ひょっとこ
日本舞踊「三ツ面子守」の舞台です

20分以上もかけてずっと動き回っていたので、
肉体的にも大変だったのでしょうが、
そんなことは微塵も感じさせない舞台でした。
お疲れさま~。 サクラ

日本舞踊「三ツ面子守」の舞台です

舞台が終わったら、記念写真をとる準備をしていました。

   * * * * *

ところで、琉球舞踊にも、
お面をつけて踊る『しゅんだう(醜童)』という演目があります。
美人(という設定の)二人と、ブチャイク(という設定の)二人が
向かい合って踊ります。
ブチャイク系のほうがお面をかぶったり、それなりの化粧をしたり、
ぎこちなく踊ったりして、ブチャイクという表現をします。

琉球王朝時代、中国からのお客様を接待するときの、
なぜだか最後に踊る演目だったそうです。



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Posted by りんぼ at 18:51│Comments(2)その他
この記事へのコメント
“まじめな友人”です。
りんぼさん、「三ツ面子守」を観に来てくださり、ありがとうございました。

この記事を見て、初めて自分が観客になって客観的にみれました。「へえ、私こんな着物を着てたんだ」とか。踊るのに精一杯で、着物の柄までじっくりみている余裕なかったの。

この踊り、江戸時代終わり頃、15歳くらいの田舎から町へ口減らしのために奉公に来ている子守の少女を表現しています。
お祭りで買った笹についていた3つのお面を次々にかぶって踊り、子どもをあやすという設定です。

お面をかぶってからは、おかめとえびすの痴話げんかと、ひょとこのやきもちという、ストーリーですが、1年半かけてお稽古したけど、やっぱり難しかったです(汗)。

子守が手まりをつく踊りでは、数え歌で吉原の風俗を歌いこんでいます。「よし(4)や吉原、いつ(5つ)もにぎわう、むつ(6つ)まじ月の、7つなじみの、8つやり手の…」
子守と吉原というスゴイ組み合わせ…これが、近代以前の芸能の面白さなんですよ!

素人の下手な踊りだったけど、日本舞踊の面白さ、楽しさをちょっとでも感じていただければ、やったなあ!って思っています。
Posted by まじめな友人 at 2010年12月23日 00:03
☆まじめな友人さん
コメントありがとうございます。
1年半もお稽古されたのですね。その甲斐ありましたよ。
それにしても、一人で舞台に立つ度胸、見習いたいものです。
私はまだ、「その他大勢」の経験しかないもので。
さっ、今日これから、私もお稽古タイムで~す。
Posted by 管理人りんぼ at 2010年12月23日 13:54
 
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