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2010年11月09日

『ガラスの仮面』、奇跡の2か月連続刊行

美内すずえという少女漫画家が書いた『ガラスの仮面』が
9月、10月と連続で発行されました。
『ガラスの仮面』、奇跡の2か月連続刊行

帯に、「奇跡の2ヶ月連続リリース!!」と書かれていますが、
大げさな話ではなく、ほんとうに「奇跡だ!」と思う出来事です。

演劇をテーマにしているこの漫画、現在は46巻まで出ています。
でも、第1巻が出たのがなんと1976年。
その後、41巻から42巻までの間に6年ものブランクがありました。


学生時代に私は、少しだけ演劇のサークルに所属していたのですが、
当時は小劇場ブームで、"新劇臭”がプンプンするこの作品に、
まったく関心がありませんでした。
(子どものころは他の美内作品には触れていて、
映画の『サスペリア』を見たとき、
『13月の悲劇』のことを思い出しましたが。 ガ-ン

後に、『別冊宝島』の「現在の謎」みたいな企画のなかに、
この『ガラスの仮面』について書かれていたのを読み、
気になる存在となりました。そこには、
「連載が始まって何年もたつのに、
現在は未完のまま休載している。
『紅天女』という芝居を核にして話が展開しているのだが、
その芝居自体の内容も明らかにされていない云々……」

私は、「謎」とか「わからない」とか聞くと、
「なぜ?」「どんなふうにわからないの?」と思ってしまうたちです。
映画の『ベニスに死す』も、中学時代に友人が
「よくわからない映画だけど好き」って言っていたのが気になり、
小説を読まずに観に行きました。
今では、好きな映画のベストテンの上位にいます。

それから、小説の『ドグラマグラ』もそんな動機で読みました。
わからないどころかとても面白くて、3日間で読み終えました。

   * * * * *

そんなわけで、『ガラスの仮面』も39巻までレンタル店で借りて読み漁り、
それ以来、続きが気になって仕方ありません。

今では、作品中に出てくる『紅天女』という芝居の中身も
明らかになっています。

忘れたころに刊行されるということが何回か続き、
油断していたところに、45巻と46巻の2か月連続刊行です。
これを奇跡と言わずして、何と言いましょうか。
コピーを考えた人、すごいです。

美内先生によると、話の結末は決まっているそうなので、
ぜひ、完結させてくださいね。

(ちなみに43巻には、「水にも心がございまする」
という台詞の本質を見極めようとする主人公が、
水への感謝の気持ちをつかむまでのいきさつなども描かれています。)

   * * * * *

ちなみに、公式ホームページで「ガラスの仮面・全国統一模試」
というのがあったので、(本試験はいつなのか、という疑問には目をつむり)挑戦してみました。
そしたら、97点 指輪キラキラ
   
『ガラスの仮面』、奇跡の2か月連続刊行

まあ、何回もやり直したからですが。 ベー

それでも、満点にはなりませんでしたねー。



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Posted by りんぼ at 01:11│Comments(0)その他
 
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