日本舞踊とコラボ
半年ぐらい前、日本舞踊の先生をしている友人から、
「おさらい会をするので、少し演奏してもらえないか」と話がありました。
二人いるお弟子さんに、発表の場を与えたいという趣旨のおさらい会ですが、
日本舞踊のお教室同士だとなかなか難しいらしいのです。
最初、日本舞踊に対して琉球舞踊というコラボが面白いと思ったのですが、
舞踊家さんにお願いするというのは気軽には進められないことを知り、
また日本舞踊の方は浴衣で踊るから、
紅型など主役よりも派手な衣装にすることはできないなど、
師匠に相談してあれこれ検討した結果、斉唱で行うことになりました。
[ 撮影は、藤谷ゆかりさんです]
琉球古典音楽の場合、斉唱にせよ地謡にせよ、
三線だけではないので結構な人数になります。
(日本舞踊チームより多くなってしまいました )
日本舞踊の方が帯替えをする間の約30分間、簡単な説明を交えながら、
『
かぎやで風節』と舞踊曲の『
瓦屋』を斉唱しました。
あけどま会として、
外で演奏する初めて の機会となりました。
身内のおさらい会でも、決めなければならないことが結構多く、
友人も初めてのことなので話もくるくる変わるし、
お互い、「あ、こういうことも決めなきゃだね」とか言いながら
話を詰めていきました
置くスペースのなかったお箏を、インテリア風に配置したのはさすが嶺井先生!
本番でも微動だにせず、堂々たる風格がありました。
ちなみに、お箏は本土のも琉球のも同じだそうです
前日も音合わせをして、横笛の前田裕美先生(右)は、
本番にまで付き添って、いろいろと注意してくださいました。
[ 撮影は、藤谷ゆかりさんです]
小さな発表の場でしたが、伝統芸能を勉強している者同士、
あけどま会のみんなも「とても良いおさらい会で、参加してよかった 」
と言ってくれたので、ホッとしました。
「できる」と思っている曲のほうが本番ではうまくいかなかったりとか、
私自身も、いろいろと勉強になりました。
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