両国さかさかさ(その2)
雨を集めて散水する「両国さかさかさ」という雨水利用装置は、
NPO法人雨水市民の会とライオン㈱が連携してつくって、
墨田区に寄贈しました。
お披露目式で司会進行していたのは、
笑顔がすてきなライオンの広報の女性。名札を見ると、
なんと、「伊野波」さんって書かれてるではないですか!
これぞまさしく沖縄の名字。
しかも、三線の古典の新人賞(コンクール)の課題曲
「伊野波(にゅふぁ)節」と同じ名前~。
私 「
にゅふぁさんっておっしゃるんですか?」
伊 「いえ、
いのはです」
私 「あ、でも、沖縄の方ですよね?」
伊 「夫が沖縄なんですよ」
なるほど、名字の場合は「いのは」と読むんですね。
この伊野波節という曲は、歌三線の場合は
「足場の悪い坂道だけど、愛する人と一緒だから、もっと続いてほしい
(長い時間、ゆっくり一緒に歩きたい)」
というロマンチックな内容の歌詞ですが、
舞踊の地謡になると歌詞が変わり、嫉妬メラメラの内容になります。
そういえば、私が一番最初に沖縄に行ったのは、
このNPOの前身「雨水利用を進める市民の会」が
『雨水フェア』を沖縄で開催したときです。
その時に、おみやげで三線 を買ったのが、今につながっています。
話を戻して――
お披露目会は、雨が降るどころかドピーカン
そんな暑さの中、ライオンの花ボランティアの小原さん(写真右)が
一生懸命に手押しポンプを動かしても、雨水が出てこない!!
……というアクシデントを乗り越え(圧力でホースがずれたそうです)、
ようやく中島さんが持つホースから、勢い良く水が出てきました
お疲れさまでした。
雨水市民の会の理事長の徳永暢男さんは、
「墨田区に雨水利用のシンボルがまた一つできた」と
カッコよくあいさつされていました。
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